明晰夢6「Serryのえも講座」 (03/04/20)
PT中でした

 その時、わたしはPT中でした。
 何やら、LSのリーダーせりーさん(Serry)がLSメンバーのか〜に〜さん(Carny)を連れて、ウィンからマウラへ行くとのこと。
 その頃、ブブリムの小屋にいたわたしは、PTを組んでLV14になるため必死になって戦っていた最中。
 せっかくマウラへも行ったことのない箱入り娘か〜に〜さんがやってきたというのに(せりーさんはど〜でも良い)、仲間の回復が忙しくてろくに話もせずに別れてしまった。

 それから少しして、PTは解散。
 小屋の側で腰掛け、LS内でしばらく会話をする。

 せりー「PTは解散したの?」
 ロンド「とっくに」
 せりー「おいで〜」
 ロンド「むっ。そう言われると行きたくなる」

 こうして、マウラへ向けて走り出すロンドでありまする。

か〜に〜さんは可愛いでありまする

 キリン退治をしてたせりーさんがブブリムから戻ってくる間、先にマウラに到着したわたくしメは、か〜に〜さん探し。
 彫金ギルドがどうのこうのと言っていたので、おそらくギルドの中かと思って行ってみたがいない。
 しかたない。外に出よう、と扉に開けようと手を伸ばしたところ、先に扉が開く。

 か〜に〜「!!」
 ロンド「発見」

 そのか〜に〜さん、そそくさと逃げるではありませんか!

 ロンド「人の顔見るなり、逃げるなよ!」

 なかなかお茶目なところがあるか〜に〜さんです。

せりーさんも到着

 せりーさんも合流して、他愛もない会話で盛り上がる。

 Carnyは顔を赤くして照れた。
 Serryは顔を赤くして照れた。
 ロンド「か〜に〜さん、可愛い!」
 このモーションをお見せできないのが残念でありまする。

 せりー「わたしは〜?」
 ロンド「憎らしい」
 せりー「むき――!!」
 SerryはLondに往復ビンタを食らわした。

 ロンド「ぐはぁ!」
 Londはポロポロと泣き出した。
 SerryはLondを見て喜んだ。

対決!

 LondはSerryにデコピンをした。
 SerryはLondにデコピン返しをした。
 ロンド「ぬわぁ!」

 このように、せりーさんはわたしが繰り出す技を、次々とかわしては反撃をするのであります。
 しかも、倍になって返ってくるので痛いです。

 か〜に〜「せりーさん、感情表現のマクロたくさん設定しているですの〜」
 せりー「あぁ、これは /em の後に続ければいいの」

 SerryはLondにビンタを食らわした。

 せりー「こんな感じで」
 ロンド「ワシで試すなよ(涙
 ロンド「自分は、『えも』で登録してある」
 せりー「へぇ〜」
 あんたが感心するなよ。

 Carnyは何となく分かった気がした。
 せりー「ナイス」

 Carnyはぶーと鳴いた。
 Londはびーと鳴いた。
 せりー「あんたら、ぶーとかびーとか鳴くなかよ」
 せりー「んで、相手をターゲットして、 /em の中に<t>を入れれば」

 SerryはLondの顔をつねった。
 ロンド「いたたたた……」
 Londはポロポロと涙を流した。

 せりー「こんな感じになるの」
 ロンド「だから、試すなって!」

なかなかつかみ所のない人です

 CarnyはSerryを突き落とそうとした。
 せりー「こら〜!」
 LondはCarnyに手伝いをしようと考えた。
 SerryはLondに往復100万回ビンタを食らわした。
 ロンド「ぐはぁ! なんでやねん!」

 Londの攻撃→Serryに、3ダメージ。
 SerryはLondの攻撃をかわした。
 Londは驚いた。
 SerryはLondの髭を引っ張った。
 ロンド「ないっつーねん」
 LondはSerryの鼻の頭をつついた。
 Carnyは羨ましがった。
 か〜に〜「お二人は仲が良いんですね〜」
 ふと、か〜に〜さんの言葉に、戦いが中断され、お互いにか〜に〜さんを見た。

 LondはCarnyの誤解を解こうとした。
 ロンド「違う」
 せりー「違う! 違う!」

雨だ

 か〜に〜「雨ですの〜」
 SerryはCarnyに傘をさしてやった。
 LondはSerryから傘を奪い取り、Carnyにさしてやった。
 せりー「ふん。キザ〜」

 ちょっと酷いことをしちゃったな……。
 と、わたくしメ、反省。

 せりー「さてと、雨の中帰ろうかな」
 LondはSerryにそっと傘を差し出した。
 Serryは嬉しさのあまり涙をこぼした。
 うっ……。少しは可愛らしいところあるじゃないか。
 と、思ったら。

 Serryは気づかれないよう、目薬をポケットに隠した。
 Londは目薬に気づいた。
 Serry !!!!!!
 Carnyは見ないふりをした。

 こんなバカげた会話を、リアル深夜に繰り広げていたのだった……。