番外編5「主人公の座を奪え!」 (03/05/03)
相変わらずです

 最近、ラムウ鯖が静かだ……。
 これはきっと、LondとTubomiの活躍がないからだろう……。

今がチャンス!

 今のうちだ!
 今のうちに主人公の座を奪えば、最近出番の少なくなったわたしが、活躍出来るというもの。
 そうだ! 奴らがいないうちに、知名度を上げよう!

まずはわたしは……

「おぉ……、Landか……」
「おっ? わたしを知っているのか?」
「あぁ、ある意味な」
「ならば、わたしの知名度はどうなのだ?」
「ある意味、そこそこ名前が広がってきたようだぞ。手加減をして頑張ってくれ」
 むっ。さっきから「ある意味」とはどういう事だ。
 とにかく、クエストをこなさなくては。

これお願いね

「たしか、ここでチラシのバイトをやっていると聞いたが」
「あぁ、そうよ。やってくれるの?」
「手伝ってやっても良いぞ」
「それじゃ、この15枚のチラシを渡すから、全部なくなったらここに来て。そしたら給料を渡すから」
「うむ。分かった」

こ、こわい

「サンドリア港の魔法屋をよろしく」
「は、はい……(断ったら、何かされそう……)」

はっ!

「お父さんが、お父さんが……」
「坊や……」
「!!」
「サンドリア港の魔法屋をよろしく」
「は、はい(お、恐ろしい……)」
「どれ、一つ君のお父さんを捜してあげよう」

 クエスト
  凱旋門広場で泣いているAilbecheの父親を捜してあげよう。


!!

「Ailbecheの父親とは、おまえのことか?」
「!!」
「まずは、これを。サンドリア港の魔法屋をよろしく……」
「うっ、うむ……」
「君の息子が、凱旋門広場で泣いているぞ」
「そ、そうか……」

だって、だって

「おい、いつまで泣いているつもりだ」
「あっ、お父さん」
「あれほど変質者に声をかけられても、口を利くなと言ったはずだ」
「だって、だって……」
 変質者って、いったい……。

戻ってきたぞ

「チラシを、全部渡してきたぞ」
「あら、早かったわね。でも、お客から『変な人をバイトに雇わない方が良いわよ』って言われたわ。今度から、まともな格好をしてちょうだい」
 わたしが悪いのではないわ!

このクエストだ

 せめて、こいつらに認めて貰おう……。
「一番団結力のあるPTというのは、同所属国で、同種族で、同職業だ。これをこなした者こそ、最高の団結力を発揮するというもの」
「なるほど……」
数分後……

「言われた通りのPTを組んできたぞ」
「!!」

こ、これは

「なんという団結力だ……」
「何も、同じ顔、同じ下着姿のメンバーを集めなくても……」

今度はどうだ

「今のわたしの知名度を聞かせてくれ」
「あぁ……。ある意味、この国でおまえの名前を知らない者はいなくなった」
 だから、「ある意味」とは、どういう意味だ。

次回予告!
予告だ!

「神よ! 最近、わたしの出番がめっきり少なくなってないか!?」
「いや、おまえだけではなく、LondやTubomiもだ」
「これは一体どういう事だ」
「一つは、スカウトに戸惑っているからだ」
「と、戸惑うとは?」
「なかなか声をかけづらいという事だ」
「!! ならば、これからはわたしの話をメインに!」
「却下だ!」

 だから、次回の予告になってねーって。