番外編3「サンドリア観光案内」 (03/04/08)
相変わらずですな

 わたしの名前はLand。決してLondではなく、奴の影武者でもない……。
 それにしても……。

似合ってる?

 これほどサブリガ(下着)姿が似合う格好はないと思わないか?

〜がんばれサブリガン!〜
「サンドリア観光案内」
誰と話している?

「うん、うん……。分かった……」
 むっ……。Moogleの姿をした自称「神」が何やらTellしているようだ……。
「Landよ。今、ウィンの特ダネ新聞社から依頼があった」
「って、神は千里眼じゃないのか?」
「サンドリアの観光を紹介してほしいらしい」
 無視かよ……。
「バスにはあの滝がある。ウィンには星降る丘がある。しかし、サンドにはそう言う場所はない」

確かになぁ……

「言われてみれば、そうだな……」
「これではサンドリアの観光客が減ってしまうもの。そこで、おまえがおまえの登場だ」
「観光地を発掘するというわけだな」
「そうだ。頼むぞ」

――ドラギーユ城前――
ドラギーユ城

 よし、まずはサンドリアの象徴、ドラギーユ城を紹介するか……。

立派な建物だと思わないか? っておい

「ご覧なさい。この威風堂々としたこの建造物を。――これがあの亡きローテ様が安らかに眠っているドラギーユ城。
 今やピエージュ王子とトリオン王子の、王座を懸けた骨肉の争いで、城内は血まみれ状態。そのお陰もあって、地下では、例の吸血鬼Novalmaugeが満足気に歩いているぞ。
 っておい! 真面目に撮影しろ!」

――大聖堂前――
これが大聖堂

「みよ、このドラギーユ城に見劣りもしない威厳のある建造物を。――これが『楽園へ近づける』と人をそそのかしては、金を巻き上げ、蜜蝋を持ってこいやら、風の教典を届けてくれなどと、一般人には無茶な注文をするあくどい組織がある大聖堂だ」

大聖堂!?

「悪の組織は枢機卿を中心にして動いており、今やドラギーユ城に神殿騎士団を設立し、ピエージュ王子やクルレアを裏で操る組織に発展している
 っておい! このドアップはやめてくれ!」


何故だ……

 こんな建物を紹介しても、何のおもしろくもない……。
 もっとこう、体で楽しめる観光地はないものか……。
 王の墓……?
 あんな風化した墓石を見てもつまらんな……。
 どこかにないものか……。
「そうだ!」

ゲルスパ!
Ghel・Spa!
「ゲル・スパ!」

――ゲル・スパ――
温泉に行くだべ

オーク右衛門「湯さ行がねが?」
オーク右衛門妻「んだ。えさえぐだぁ〜」
オーク右衛門「あぞこは、人気があるからなぁ〜。行列が出来る前に、行ぐだ」

問答無用!

ランド「却下だ!」
オーク右衛門「ぐはぁ!」
オーク右衛門妻「とっちゃ!」
 こうして、最高の温泉を案内するため、誰よりも早く目的地へ急いだのだった。


温泉だ!

 そして、ついに目的の温泉にたどり着いた。
「どうです、この見事な温泉を。ここを目当てに多くのオークがやってくる程、有名な温泉です」
 どれどれ、物はついでだ。わたしも入っておくか……。

きもちいのぉ〜

 おぉ〜。最高だ……。いい湯加減だしなぁ……。
 さて、あまり長いもできんので、帰るか……。

行くか……。
さて出発だ
きゃぁ!
オーク美「きゃぁぁぁ!!」
!!
「な、なぜ襲う!」
こ、これは!
「し、しまった!」
…………
「しかし、あまり変わりがないのは何故だろう……」

次回予告!
予告だ!

「おい! さっぱり出番がないではないか! ジラートが発売まで、リアル10日を切ったぞ!」
「あぁ……。Londが体を張ってネタを作ってくれているからな」
「このままでは、わたしに人気が出る前に、最終回を迎えてしまう!」
「んなこと知らん」
「次回で最終回にならないよう、手を打たねば! 次回、予告!『番外編4……』」
「却下だ!」

 だから、次回予告になってねーって。