お父さん。セルビナへ行ってくるね。 | |
うむ。気をつけるように。 | |
あっ、あのね、お父さん。わたしのお友達が、よく迷子になるんだって。 | |
ふむ、迷子か……。わたしの知り合いにも迷子タルが2人ほどいるのだが……。 | |
どうすれば迷子にならないようになるの? | |
うむ。では、今日は迷子について考えてみよう。 | |
よろしくお願いします。 | |
まぁ、なんだ……。おそらく、迷子になる人は、南北東西感覚がおかしいのだろう。 | |
!!? | |
何はともあれ、マップ機能があるので、マップを見て貰い、現在位置を確認することが大事だろう。 | |
うん。そうだよね。 | |
マップで現在位置を確認する際、プレイヤーが向いている方向を、マップで矢印されているので、それも確認することも大事だ。 | |
それでも道に迷う場合は? | |
主観で操作していると迷う場合があるな。 | |
主観? | |
主観操作は、操作するキャラクターの視点から操作するもの。また、客観操作は、キャラクターを中心に周囲を見ながら操作するものだ。 | |
これが迷子と関係があるの? | |
主観の場合の方位感覚が客観に比べて鈍ることがよくある。 | |
そうなの? | |
わたしは主観だと方位感覚が鈍るな。と、自己主張をする。 | |
あとは? | |
左右感覚もおかしい事も考えられるな。 | |
これは? | |
マップで上から下へ、つまり北から南へ移動しているとする。十字路で、マップから見て右へ行きたいとする。実際に、操作する場合、十字路をどちらへ曲がればいい? | |
えっと、えっと……。 | |
左へ向かえばいいわけだな。 | |
ですね。 | |
ほんとうに分かっているのか……。もっとも大事なのは、自分の足で現在位置を確認することだ。洞窟など、人の後ろについて行くだけでは道を覚えない。マップで地形を確認しながら、道を覚えていこう。 | |
わかりました。 | |
ところで、おまえは確か、セルビナへ向かっているんじゃなかったのか? | |
そうです。 | |
なぜ、オルデール鍾乳洞にいるのだ? | |
えっと、それはですねぇ……。 | |
道に迷うのは、友達ではなく、おまえ自身なのだな。 | |
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