お父さん。わたし、よく人から見つめられるの。 | |
そうだろう。なにしろ、わたしの娘だからな。 | |
うん。悪い気持ちはしないけど、女性からも見つめられるの。 | |
そうか……。世の中いろんな趣味の者がいるからな……。 | |
でも、女性からの数も、男性と同じぐらいなの。ねぇ、どうしよう。 | |
う〜ん。どうしようと言われても困るのだが、今日は「見つめる」について考えてみよう。 | |
よろしくお願いします。 | |
実際、おまえも他の人を見つめてみればいい。 | |
えっ? そんな、恥ずかしいよ。 | |
じゃぁ、見つめなくても、お父さんを調べてごらん。 | |
うん。…………。あっ。戦士LV30/モンクLV15。称号、装備しているのも分かる。 | |
そうだ。この時にわたしは「Tubomiはあなたをじっとみつめた」という表示が出るのだよ。 | |
そうなんだ。わたしを見つめてくれたんじゃなくて、装備や強さを調べてたんだね。 | |
うむ。そうだ。 | |
ちょっと、残念だなぁ……。 | |
む。今、なんと言った? | |
ううん。なんでもないよ。 | |
それならいいのだが……。この「しらべる」はモンスターでも有効だ。敵を調べると、練習相手にならない相手、楽な相手、丁度良い相手、強い相手、とても強い相手、とてもとても強い相手という風に分かる。 | |
じゃぁ、モンスターを調べてから戦った方が良いんだね。丁度良い相手がいいのかな。 | |
いやいや、いくら丁度良くても、ソロでは太刀打ちできないのが悲しいところだ。楽でも辛い時もある。 | |
うぅ。そうなんだ。楽そうに見えるんだけど。 | |
まぁ、自分の力を過信しているため、そういう表示が出てしまうのだから仕方ない。 | |
ねぇ、お父さんの称号の「サブリガンズ名誉隊長」って、なに? | |
えっ? いや、それは……、つまり……。 | |
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